赴任一年経過
気づけば任期の半分が過ぎてしまいました。
一年の中間報告会を終え
一年ぶりの同期完全集合
ルワンダポーズきめました🇷🇼(揃ってないけど)
ざっくり
この一年(ほぼこの半年)でやってきたことを
振り返りたいと思います。
以下4点にまとめます。
⒈井戸情報収集
⒉井戸管理リスト作成
⒊水質検査
⒋衛生指導
⒌その他
⒈井戸情報収集
任地キレへには27機のハンドポンプ付き井戸があり
稼働状況や水委員会の有無など
管理環境の調査を行いました。
短期でWASAC(ルワンダの水衛生の会社)配属の隊員の調査に同行させてもらい
19機は直接確認でき、他8機は遠方すぎたので、
セクター職員への聞き取りで終えました。
稼働率は3割
水委員会がある井戸は3割
委員会があっても水料金は無し、井戸が動いてないなど
きちんと稼働管理できているのは1機のみであることが分かりました。
⒉井戸管理リスト作成
郡庁の水担当から井戸のリストを共有してもらいいましたが
情報がいくつかのデータにわかれて記録されていたり
まとまりがなかったり
同じデータを、井戸管理をするアヤテケという業者と共有していない
とか色々あったので、
Googleスプレッドシートで情報を1箇所にまとめリストを作りました。
各井戸個別のシートに詳細や故障履歴などを記録していきます。
井戸管理の関係者全員に編集者として共有し、
情報共有と有事の対応の効率化を目指します。
⒊水質検査
水質検査隊員の提案で
各地域の水防隊員で
井戸、公共水栓、湧水の定期水質調査をしています。
検査結果から、異常があった場合の原因や、改善策など
住民やオフィサーに説明、指導できるよう指標があればいいと
水防隊員で話しています。
⒋衛生指導
学校での手洗いワークショップを5回行いました。
日本でいう小学校2年生約120名と
小学校4〜6年生の約50名が対象でした。
生徒に手洗いの目的や、手洗いのタイミングを聞いたところ
見くびってました
みんなちゃんとわかってます。
問題なのは、手洗いをする場所がないこと
3,000名の生徒がいる大きな学校なのに
壊れてない手洗い器は2、3台
それも仕舞われていたりと、ある意味がありません。
学校資金では購入が難しいため、
私の配属先であるキレへ郡庁に予算申請を出し、現在承認待ちの状態です
(申請して1ヶ月以上待ってる・・・)
手を洗える環境が整えば、あとは、それを長期的に使えるよう
適切に管理するだけ。
加えて、生徒と教員の衛生行動の意識を高めることと
ボランティアがいなくても継続的に衛生指導ができるよう
生徒同士で手洗い指導をする計画をしています!
⒋その他
◎手洗い啓発ポスター
郡庁、JICAロゴを使用させてもらい
学校やレストラン、ゲストハウスなど各所に掲示させてもらいました。
◎米ぬかと重曹の石鹸作り
米ぬかは50kg 5,000frw (約600円)
重曹は100g 600frw (約70円)
分量や作り方が正しかったかちょっと不明ですが
一個あたり約45frw (約5円)で作れました。
もう少し実験を重ねて、うまくいったら
学校の中高生の家庭科の授業で一緒に作れたらいいなと熱望!
ざっとというかずらーっと長くなりましたが、
こんなことやってきました。
正直、衛生啓発がメインになっていて、
誰にでもできる内容じゃん、って卑屈になったりしてます…
あと一年もない任期のうちに
活動計画に書いた活動や目標が全てできるとは思えなくなりましたが、
計画は都度変えたとしても
自分のできる範囲で
2年間で何か一つでも形にできたら充分だ、という調整員さんの言葉を励みに
残り11ヶ月
全うしたいと思います!
Murakoze